物の見え方として、眼の奥にある網膜上に光の焦点が合えば、
物がはっきり見えます。 逆に、光の焦点の位置が網膜上になく、
網膜の前後に焦点が合えば、物がはっきり見えません。
このことを『屈折異常』と言います。
屈折異常には近視、遠視、乱視、不同視の4種類が含まれます。
角膜は眼球の最も前面にある透明な組織で、黒目とも呼ばれています。
角膜の病気でその透明性が失われたり、形が変化したりすることで、
視力障害が発生することがありますので、早期に診断し治療を行う必要があります。
結膜(まぶたや白目)が炎症を起こし、
充血・目やに・涙・かゆみ・腫れなどが起こる病気です。
原因には細菌によるもの、ウイルスによるもの、異物の混入などがありますが、
花粉などに対するアレルギー性結膜炎が頻度としては多いようです。
一般的な眼瞼疾患には,眼瞼炎,眼瞼痙攣,霰粒腫,麦粒腫,眼瞼内反,眼瞼外反,睫毛乱生,腫瘍があります。
眼瞼の皮膚は高い可動性を保つため、生体の皮膚の中で最も薄く、皮下脂肪がないので炎症によって浮腫を起こしやすいのです。
ドライアイとは、涙の量が減ったり、涙の成分が変わってしまうことで、
眼が乾き、角膜や結膜に障害がおこる疾患です。
放っておくと、視力が低下したり、眼 を開けるのが辛くなったりします。
ただ初期症状はとても曖昧でなんとなく目が疲れやすいなど
自分で気づきにくいのが難点です。
緑内障は、目の中にある防水(栄養を運ぶ液体)が排出されにくい状態や排出されない状態になり、
目の中の圧力(眼圧)が上がって、目の機能が落ちる病気です。
放っておくと見える範囲が徐々に狭くなったり、視力が落ちたりして、最後に失明することがあります。
また日本人に多いタイプで、眼圧は正常範囲にあるのに視神経が障害される場合があります (正常眼圧緑内障)。
水晶体というピントを調節するレンズ部分が白や黄色に濁る為、外からの光が通過できなくなり、
網膜に鮮明な像が映りにくくなる病気です。
水晶体自体が濁っている為、メガネでは矯正できません。
網膜の毛細血管が切れて出血したり剥がれたりすると栄養がゆきわたらなくなり、
光に対する感度が鈍くなったり、見にくくなったり、
視界が欠けるなどの障害を起こします。
上の画像を見て中心部が歪んで見えたり、周辺が歪んで見える場合診療をお勧めします。